決断。

今日ついに劇団を辞めた。

先月末にあった公演の本番は働いたけど、ずいぶん前に団長と大喧嘩をした時に≪やめてやる宣言≫をして以降、団長とは口もきかずメールもしてなかった。会わないようにしてたし。だから正式に(?)『辞めます』と伝えた今日が区切りになる。

辞めるんだ!と一度心に決めた後も、何度も揺らいだ瞬間があった。
決して短くない期間の中で、いっぱい悩んで、泣いて、感動して、怒って、笑って…家族や友人よりも長く時間を共有してきた団員達…役者にもスタッフにも関係者にも当然のように情が移るし、劇団への愛着だってある。

制作スタッフとして活動して得たものがたくさんあった。人脈、知識、経験…etc それまでの生活の中では得られなかったであろう事をたくさん。本当にたくさん。ラジオもそうだし、ホームページの知識だって以前は皆無だった。photoshopだって最初は印刷物の原稿を作るために覚えたものだ。
東京公演という大きな経験もさせてもらった。

アマチュアだからモチロン報酬なんかない。なんなら逆にオカネがかかるくらいで。公演が近くなれば、睡眠時間なんてほぼ無い。自分の生活を100としたら、その90以上を劇団が占める。意識を失うように床に座ったまま1~2時間眠るという日々が続く。

皆、私が必要だと言ってくれた。団長が信頼してくれていた事も、重要視してくれていた事も知っている。東京公演で制作の仕切りを任された時にも、今後も私をそういうポジションに置きたがっている事を直接言われた。
もともと制作といっても、担当している物販の仕事がメインというか、それ以外の仕事に携われる余裕がほとんどない。パンフ制作、DVD制作・コンテンツ編集、各業者との打ち合わせ・手配、当日に向けての準備・段取り…等。それに加えて週1回のラジオ生放送。これに関わる事にも割く時間が多い。それなのに制作の仕切りも…なんてムリだと正直に伝えた。でも『オマエに任せたい』と言われたら、簡単に断れるわけない。『失いたくない人材』 そう言われて嬉しくないはずがない。
だけど…劇団だけじゃない自分の生活、会社…正直、重いと感じ始めてもいた。

それでも自分を動かしてきた情熱みたいなものが確かにあったのに、この前のケンカを境に湧いてこなくなった。ガス欠の車みたい。
辞めるという事を想像したら気持ちが軽くなったのも事実だ。

中途半端な気持ちのままずるずると続けるくらいなら、いっそゼロがいいと言って辞めたスタッフがいた。今ならその人の気持ちがわかる。
B'zの歌じゃないけど、ゼロになってみよう。
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by musta-kahvi | 2006-09-09 23:08 | その他のコト
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