カテゴリ:お仕事の話( 2 )

愚痴。

ホテルに来る客には本当にいろんなヒトたちがいて…よく言えばネタの宝庫、正直に言えば胃痛の原因。毎日必ず憤る出来事がある。(そもそも私の性格自体がホテルマンに向いてないと思われる)

まず第一に、何故チェックイン時間を確認して来ないのか?!
とりあえず着いてから確認しようというヒトの場合は大抵、『先に荷物を預けたい』とか『じゃあ待ちます』とかすんなり済む。…が、何も聞かずにホテルへ現れ、『午後3時からでございます』と言うと『ええ?!』とイヤなカオをする客もよくいる。別にイジワルをしてチェックインを受けないわけじゃないんだ。部屋の掃除中なんだから仕方ない。

近頃はインターネット予約が大半を占めるようになってきたけど、予約をインターネットでしておいて自分で予約照会が出来なかったり、キャンセルの仕方がわからないだのと電話をしてくる。なんらかの事情があってインターネットで手続きできないので…とかいうならわかるけど、だったらインターネットで予約すんな!と言ってやりたくなる時もある。特に満室が続くシーズンになると、自分で予約ミスしたのに『なんとかならないの?』とキレる客も増える。

自分がインターネットでホテルを予約する時は施設情報などをよく読んで選ぶけど、そこをろくに読まないヒトの多さには呆れる。その情報こそがホテルを選ぶ基準なんじゃないの?!

特にウチのホテルはエコチャレンジという運動に参加していて、客室に歯ブラシとカミソリを置いていない。これは最近エク○ルホテル東急なんかでもやっていることだ。
この事もネット、パンフ、口頭、客室表示でしつこく案内しているにも関わらず、驚かれたり『そんなの聞いてない!』と怒り出したりする客もいる。
もちろん、急な宿泊で持っていなかったり、忘れてきたヒト等にあげられるようにフロントに用意がある。そのことも洗面台の所にデカデカと表示しているのに気づかないヒトが本当に多い。不思議で仕方ない。わからなければ聞けばいいのに、アンケートなんかにイヤミな言い回しで『歯も磨けず不快な気持ちのまま寝ました。せめてフロントに置いておくとかしたらいいと思います』なんて書き残していく客もいたりする。

それから、なんでもホテルに聞けばいいと思っているヒトにも困る。ホテル周辺の飲食店情報とかを聞きたがるのはわかるよ。でも『なんかご飯食べれる所ない?』と聞かれましてもね。この質問は本当に多い。『○○のおいしい店』とか、『一人でも入れそうな居酒屋』とか、そういう質問ならいくらでも答えてあげられるように調べてあるけど、『なんかご飯食べれる所』にどう答えろと?!そういうヒトに限って『それはチョットな…』とかウルサイんだ。うぜぇ!!

この間、夜中の23時頃に『おたくのホテルの近くにあるホテル、なんて名前だったかしら?』という電話がきた。非常識にもほどがある。しかも周囲にはたくさんホテルがあるから、具体的な場所を言ってくださいと言って返ってきたのは『おたくよりもっと行くのよ』という言葉。どこからどこへ行くのよ?!そんな電話に10分近く付き合わされた。
深夜の3時や4時に平気で予約や問い合わせの電話をしてくるのも理解し難い。

ああだいぶ長くなった。こんなの序の口なんだけどな。
ホテルマンだって人間なんだから、あまりにも非常識な言動や理不尽な要求にはイラッとくるわけです。もちろんカオは笑顔のままでね。
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by musta-kahvi | 2006-08-10 23:26 | お仕事の話

ホテル。

職業を尋ねられた時、『ホテルで働いている』と答えると、たいていのヒトはまず大きなシティホテルやリゾートホテルみたいなのをイメージするらしい。そして『フロント業務です』と言うと、なぜか尊敬の眼差しで見られる事が多い。
世間一般的なイメージ=ドラマの“HOTEL”みたいな感じなの?

私が働いているのは、市内にたくさんあるビジネスホテルの一つ。大きなホテルでは花形ポジション(?)のフロント係も、ここでは“なんでも屋”でしかない。低価格競争によって人手は最低限の人員しかいないので、予約受付も、内線対応も、電球交換だって“フロント係”がやる。だって他にやるヒトいないもの。

話がそれた。
ただ、ビジネスホテルといえどサービスの基本は大きなホテルと一緒。ホテルの仕事はサービス業の頂点にあると思う。
でも私はダメ人間。ちっとも“感謝”やら“奉仕”の心なんて持ってない。
なんでこんな私がホテルマンを選んだのか、自分でも不思議でしょうがない。絶対に向いてないと思うのに。仕事の話をすると、たまに『ホテルに対する夢が壊れるからやめてくれ』と言われることがある。どういう意味だ。

それにしてもホテルには本当にいろんな人間が来る。一番嫌いな人種は、一般常識のないヒト、そして客は何しても許されると思っているヒト。

ちなみに今日は客から『バーカ!』と言われた。クリスマスイヴの夜だってのに。
ウチのホテルは宿泊客以外の入室は禁止している。でもそれを知らない客が圧倒的に多い。
連れの女の子と一緒に部屋へ向かおうとした男性客(30才前後)に声をかけると、
『はぁ!?なにそれ、前からそうだった?』と返ってくる。まずこの時点で私は心の中で言葉使いのなってなさを説教したい気持ちと戦っている。しかし相手はお客様。穏やかーに
『はい、そのように皆様にお願いしております』と答える。
ここで素直に納得してくれる客はまず少ない。
『だって今日コイツ帰るんだぜ。2、3時間くらいで出るけど』
『大変申し訳ございませんが、ロビーにてご面談くださいますようお願い致します』(心の声:だからどうした。一緒に泊まるつもりだったなら、違う対応してるっつうの。てめぇの部屋はシングルじゃねえか。)
『オレの知り合いなんてここでデリヘルとか呼んでるヤツいるぜ!そいつらはいーのかよ!?』
自分を正当化するためとはいえ、大声で『デリヘル』はどうなのか。しかも連れの女の子の前でだ。なるべくプライドを傷付けないよう話すも、一歩もひく様子はない。女の子の方はすんなりと理解してくれたようで『いいよ外で待ってるから』と声をかけていたが、男はまだまだ文句を垂れ流す。
半分以上は聞き流し、頑として断る。あきらめたのか、不服顔で一人で部屋へ向かった。
その後すぐに降りてきて、言い足りないことが出てきたのかフロントでまた文句を並べる。
『本当に客全員に対して徹底してんのか?実際にオレの知り合いもここに泊まることあるけど、デリヘル呼んでるぜ』
またデリヘルっすか。
実際、デリヘルのオネーチャンを見かけても(外見と行動ですぐわかる)なかなか阻止できないのが現状だ。客の目のあるところで呼び止めるのもなんだし、オネーチャンたちは違法なわけでもない(多分)。だいいち、どの部屋で呼ばれたのかもわからないから客に対してなにか手を打つこともできない。プライバシーの問題も関わってくる。
でもオマエ、目の前で堂々と連れの子と部屋に入ろうとすれば、こっちだって止めないわけにゃいかんだろーが。付き添い介護人じゃあるまいし。わかれよ。
最後の捨て台詞がこうだ。
『じゃあ絶対に他のヤツらも今後、部屋に入れんなよな!わかったかバーカ!!』
とにらみをきかせながら外出していった。
残念ながら、にらまれたところで怖気づくような可愛い女子ではございませんで。申し訳ございません。(笑) ただただ、オマエの人格に対して嫌悪感を抱くのみだ。

こんな対応は日常茶飯事なんだけど、『バーカ!』は久しく聞いてないな。
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by musta-kahvi | 2005-12-24 23:59 | お仕事の話